遼“富士山博士”だ1差発進
静岡・太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)
大会連覇を狙う石川遼(22=CASIO)が、
6バーディー、1ボギーの67で回り、首位と1打差の6位と好発進した。
富士山周辺の気候まで知り尽 くした経験がものをいい、順調にスコアを伸ばした。
小田孔明(35)ら5人が66をマークし首位。
背中のケガから復帰の松山英樹(21)は、まだ本調子で はないながらも、
71とアンダーパーをマークして30位につけた。
富士の裾野を吹く風のことは、誰よりもよく知っていた。
後半の3番パー5、第2打。
石川はピンまで残り278ヤード地点で、
約3カ月ぶりにバッグに入れた3番ウッド(W)を満を持して手にした。
しかし構えに入ろうとした瞬間、わずかな気温の変化に気づいた。
石川 冷たい風を感じた。北からの風に変わるなと思った。
そうなればあのホールは追い風になります。
グリーン上の旗竿は、まだ向かい風を示していた。
しかし構えをといてよく確認すると、確かに左からの追い風に変わりつつあった。
番手を5Wに替 え、ドローボールでグリーンを狙った。
イメージ通りの弾道は、距離もピッタリ。
ピンの右10メートルをとらえ、2パットでバーディーを挙げた。
遼君頑張れ~